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内回りの二人(2018)

MOOSIC LAB 2018【短編部門】準グランプリ・最優秀女優賞(岡野真也)・男優賞(川籠石駿平)・ミュージシャン賞(町あかり)

『内回りの二人』

出演:川籠石駿平、岡野真也

■監督・脚本:柴野太朗|劇中歌制作:町あかり|撮影 : 北川弦己、岡田翔|録音 : 井上湧|衣裳・ヘアメイク : 永野 百合子|カラー|STEREO|30min(予定)

「KILLER TUNE RADIO」を発表した柴野太朗が町あかりとのタッグで送る後ろ向き&内回りなワンナイト・ストーリー。町あかりによる主題歌『長所はスーパーネガティヴ!」は7インチレコード化され好評発馬中。

◎柴野太朗(しばの・たろう)

「モラトリアム・カットアップ」で第9回田辺・弁慶映画祭グランプリ・PFFアワード2015入選。MOOSIC LAB 2017長編部門に「KILLER TUNE RADIO」で参加。MVなどの映像制作・編集・音響エンジニア・DJ・グラフィックデザインなど幅広いジャンルで活躍中。

◉町あかり

平成生まれながら昭和の歌謡曲を愛し、数々の名曲を量産。2014年、電気グルーヴ25周年記念ライブにオープニングアクトとして出演。MOOSIC LAB 2014「あんこまん」でミュージシャン賞を受賞。2015年に「ア、町あかり」でメジャーデビュー。

◉The Whoops

埼玉県北浦和発、3ピースロックバンド。メンバーチェンジを経て2013年9月に現メンバーになる。淡い気持ち、景色など、10代から20代にかけて変わってしまうことを歌っています。ドキドキするバンドになりたい。

◼︎審査員講評

映画と音楽の融合”という点で、これ以上はない作品。役者の魅力を引き出しながら、ファンとアイドル、男と女の狭間にある感情の行き来を描き、後味もいい。誰もが好きになってしまう作品だと思います。ーーー門間雄介(映画評論家)

とにかく短編の構造として100点。『ビフォア・サンセット』イズムからミュージカル風に展開する際もテンションの移行に無理がない。映画自体が良質のポップソングのように完成された30分で、ロジカルな箱庭の設計力が素晴らしい。あとは語りにもうちょっと愛敬や弾力があれば無双状態になれると思います。ーーー森直人(映画評論家)

恋とスピードが見事に、音楽と電車に乗せて、スクリーンで生き生きとしていました。出だしはオープニング感がとても良くて、胸を掴むというよりも、すぅ、っと溶けて入ってゆくようでした。夜から朝へ、出会って別れて、始まって終わる。夜に始まり、朝に終わる、その設定がとても大人で切なくて良かったです。音楽の町あかりさんの登場に期待していた分、重みがあまりなくてのっぺりとエンドロールを迎えたようでそこだけが残念でした。ですが、岡野さん演じる元アイドルが非常にエモーショナル、でも現実的、で、良かったです。ーーー久保泉(TOKYO CULTUART by BEAMS)

配役・音楽が映画の設定と良く噛み合っており、夜の東京を歩きながら二人によって綴られるストーリーに自然と入り込むことが出来た作品でした。ーーー下北沢映画祭実行委員会

口ずさんでしまうような印象的な音楽と岡本さんの熱演が光っていたと思います。あまり詰め込まなかったせいで、台詞のテンポも心地よく、観ることができました。一方それが、淡々としすぎて、リズムが最後まで一定な感じがしたのは、少しもったいなかったかなと思いました。ーーー勝村俊之(シネマ・ロサ/企画・編成)

山手線沿線の町並みは人工的であるんだけどそれでも美しさを放っていて、時折挟み込まれる主観カットのおかげで劇中の二人と同じように東京の街並みを歩いているような感覚に。歌のシーンが始まった時にそうきたか!と膝を打った。あの曲が耳から離れない。ーーー石田(元町映画館)

スレスレの筋書きなものでどーにも感情移入できなかったですが、綺麗にまとまった構成だったと思います。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

“いま”に絶妙になじまないその違和感が気になっていた岡野真也が、町あかりの楽曲にジャストフィット!山手線も、夜通し街を歩くことも、うしろ向きアイドルという一見ネタとも思える設定も、すべてが美しく調和していた。敢えて言うなら、バランスが良すぎて突出することが難しいかも。ーーー林未来(元町映画館)