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日本製造/メイド・イン・ジャパン(2018)



MOOSIC LAB 2018【短編部門】審査員特別賞・観客賞・最優秀男優賞(小西貴大)

『日本製造/メイド・イン・ジャパン』

出演:小西貴大、比嘉梨乃、新谷皓平、土山茜、真魚、杉山薫、山中雄輔、伊藤慶徳、大山真絵子、山本篤士、佐野弘樹

■監督・脚本・編集:松本優作|撮影監督:岸建太朗|プロデューサー:内田英治、藤井宏二|カラー|シネマスコープ|STEREO|30min(予定)

1月にテアトル新宿で公開決定の長編「NOISE」の監督・松本優作がアイドルグループ”ゆるめるモ!”とのコラボで川崎を舞台に描く異色作!

◉松本優作(まつもと・ゆうさく)

1992年生まれ。映画「Noise」が長編デビュー作となる。2019年 テアトル新宿にて公開。 同作はモントリオール世界映画祭、レインダンス映画祭など多数の映画祭に出品。海外メディアでは日本映画第1位、 アジア映画第4位にランクイン。

◉ゆるめるモ!

「 (窮屈な世の中を)ゆるめる」、「You‘ll Melt More!(あなたを もっとトロけさせたい)」という意味をこめて命名された4人組ガールズニューウェーブグループ。孤独や生きづらさを感じる若年世代に寄り添うような歌詞と多彩なジャンルを内包した楽曲を展開している。

◼︎審査員講評

「ときめきに死す」ならぬ「調子こきに死す」ですね。ヤンキー、低所得者、動画配信者、ゴシップ、メディアなどの現代的な要素がたっぷり詰まった寓話。青春モノが多いMOOSICLABの中で社会派かつダークな作品はかなり異色に思えました。全国のYoutuber志望の方や調子こいてる人、そしてメディアに関わる人に参考教材として見せてあげた方がいいかもしれません。小学館の「よく分かる●●シリーズ」みたくゴシップ記事、番組、しいては「噂」の作られ方がよく分かります(まあ全部が全部こんなことだけじゃないだろうけど)。ゆるめるモ!のポップな音楽も「渇き。」のでんぱ組よろしく、いい毒味を出してますね!「日本製造/メイド・イン・ジャパン ゴシップ編」みたく日本の暗部を描いたドラマシリーズとしてNETFLIXとかで配信されないかな。ーーー大下直人(Kisssh-Kissssssh映画祭)

世に転がってる噂話とかみんな大好きだけど、その中の何が嘘かホントかわからない。ホントじゃないかもしれないけど、誰かから聞いた、みんな言ってたとか言ってどんどん広がっていって、そのみんなの中ではホントとして受け入られてしまったりだとか、そういうことが当たり前になるのが怖い。けど、気になる。怖いんだけど、覗きたくなる作品。ーーー映画チア部

音楽は頭にも残らなかったが、ムーラボの異色作『日本製造』の暴力的社会性、悪ガキの暴走にワクワク感で胸躍りました。ーーー家田祐明(K’s cinema)

『日本製造/メイド・イン・ジャパン』と『ゆかちゃんの愛した時代』も充分にグランプリ候補。紛れもなく共に真面目な力作。ただ正直、僕にはコンセプトの方が作品の内実より強いように思えました。ーーー森直人(映画評論家)

現在の報道や取材の闇がすごく表現されている作品。ーーー下北沢映画祭実行委員会

短編らしからぬ重厚感と批評性もあって非常に素晴らしかったですが、MOOSICの上映作品として観ると音楽の扱い方が少し添え物的かなと感じ、疑問に思いました。そうはいっても力のある監督の作品であることには間違い無いと思います。最後まで目を話せない緊張感が持続したのも良かったです。ーーー勝村俊之(シネマ・ロサ/企画・編成)

タイトル通り、日本で生まれ、日本らしい作品。海外に飛び立ったこの作品が、どんな反応となるのか、海外の映画祭などの評価が気になりました。キャスティングが秀逸で、今回のムーラボで一番良かったようにおもいます。特に主演の小西さんがよく良く演じ切ったなあという印象。音楽はパキッと割り切っていて清々しかったです。『渇き。』を彷彿とするものの、物語がその模倣っぽさを完全にカバーしていました。長編でぜひ観たかった一作。ーーー久保泉(TOKYO CULTUART by BEAMS)

個人的に好きすぎました。ムーラボには類を見ない社会派作品というか。だからこそこれはムーラボなのか?問題がつきまとうけど、もうそんなことはどうでもいい!と言わせるだけの映画としての魅力。エンドロールでコラボアーティストゆるめるモ!の楽曲を使わない様には、潔さすら感じた。ーーー石田(元町映画館)

ヤンキー系の描写がすごくリアルなんですが、高校生のころの純真の化身のようなヒガリノが、あんな役やるようになっていたなんて!!!!と、沖縄在住のおじさんは何よりもショック!!!!真魚さんの本物のYoutuberか!と思うほどのキャラ作りも素晴らしく、暴力的で下衆な映画の雰囲気にマッチしてた。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

30分の短編ながら長編を観た印象。ただ、MOOSIC LABじゃなくて良かったんじゃないかという気持ちが拭い去れない。ゆるめるモ!もユーチューバーも、この作品においてはノイズでしかないが、それらのノイズに作品が負けていないので逆にこの2つを入れた意味自体が消失してしまっている(から、まあいいか)。観ごたえがあり、表現したいことが明確な、力のある監督と感じた。役者も良かった。ーーー林未来(元町映画館)