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LINEUP[配給作品]

左様なら(2018)


MOOSIC LAB 2018 【長編部門】公式出品作品/第14回大阪アジアン映画祭 正式出品作品

『左様なら』

出演:芋生悠、祷キララ、平井亜門、日高七海、夏目志乃、白戸達也、石川瑠華、大原海輝、加藤才紀子、武内おと、森タクト、安倍乙、栗林藍希、田辺歩、武田一馬、田中爽一郎、本田拓海、高橋あゆみ ほか、柴田梨奈、近藤笑菜、塩田倭聖、高橋慎之介、こだまたいち、籾木芳仁、小沢まゆ|原作:ごめん|スチール:柴崎まどか

監督・脚本:石橋夕帆|原作:ごめん|撮影監督:萩原脩|録音:柳田耕佑|録音助手:浅井隆、岸本拓之|照明:中島浩一|助監督:田中麻子、泉志乃|美術:中村哲太郎|ヘアメイク:ほんだなお、藤原玲子、夢月、安藤メイ、渡部眞矢|スタイリスト:髙橋晴香|スチール:柴崎まどか|メイキング:岩崎高雄|車輌:小松豊生、中川駿、石橋和夫|ロケ協力:青木康至|編集:小笠原風|企画協力:直井卓俊|カラー|STEREO|80min(予定)

田辺・弁慶映画祭他多数の映画祭に入選している石橋夕帆がWEB上でカリスマ的な人気を誇る漫画家ごめんの原作を芋生悠、祷キララら注目の若手女優陣をW主演に迎えて映画化。音楽はシンガーソングライター佐野千明とアイドルユニット”・・・・・・・・・”の共作。

◎石橋夕帆(いしばし・ゆうほ)

2014年に制作された『ぼくらのさいご』が田辺・弁慶映画祭にて映画.com賞を受賞した他、複数の映画祭にノミネート。『水面は遥か遠く』がSHORT SHORT FILM FESTIVAL & ASIA 2017 >ミュージックショート部門奨励賞を受賞。

◉・・・・・・・・・

シューゲイザーを中心に、80年代パンクのカバー、ノイズなどの楽曲で歌い踊るアイドルグループ。メンバーはサングラスのようなもので顔が隠れており、名前も全員・。人それぞれ「ドッツ」や「ドッツトーキョー」「てんちゃん」などと呼んでいる。

◉佐野千明

静岡県出身。高校生の時から「乍東十四雄」「昆虫キッズ」などのバンドのライブやレコーディングに参加し、謎の女子高生と噂される。石橋夕帆監督『ぼくらのさいご』の主題歌・サウンドトラックも手がけている。

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◼︎審査員講評

長編の、女子学生を主人公にしている作品の中で私は一番好きだった。登場人物が多いが、それぞれの個性やストーリーがわかり、とてもリアルだった。リアルなことが必ずしもいいことではないが、この作品は、学生時代のつらさや特殊な人間関係について真剣に描こうとしてくれていると感じた。ただ、最後の、死んでしまった女の子が主人公に放つ「みんなだれのこともそんなに好きじゃない」といったようなセリフは、完全には理解できなかった。学生時代の表面上の付き合いの儚さのようなことを言っているのだろうか。また、個人的にタキノ役の田中爽一郎に光るものを感じた。ーーー映画チア部

終盤、ふたりで歩く海岸から詩の朗読への流れで、作品に対する気持ちがぐんと高まる。序盤の由紀と綾のとりとめのない会話の心地よさも思い出させられた。ーーー下北沢映画祭実行委員会

海辺のシーンなど美しく印象に残りました。ただ、好みの問題かもしれませんが、MOOSICの作品としては少し音楽の要素が弱かったのではないかと感じました。祷さんは短い出演でも非常にインパクトを残していますし、声のトーン含め、本当に印象深かったです。ーーー勝村俊之(シネマ・ロサ/企画・編成)

この尺でこの数の登場人物が出てくるのに、ちゃんとみんな生きてる。監督は主演の芋生悠さんのことがめちゃくちゃ好きなんだろう、そんな気がした。そういうのが滲み出てしまった作品ってどう考えても憎めない。ーーー石田(元町映画館)

事件も大した事件て事にならない、超ドライな世界。乾ききった田舎救いのない世界で、退屈から抜け出すこともなく、あとでちょっと良くなったくらいの世界。女の子みんな幸せになってほしいなあ、、って思います。。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

刻一刻と過ぎ去る今この瞬間を何より優先する者が優位に立つ学校という箱の中で、友人が死んだことが引き鉄となって立ち止まる暇を手にした少女の(安直な哀しみではない)空虚さが、肌で感じる実感をもって表現されていた。数限りなく作品化された題材ながら、それらに「そうじゃない」と感じたであろう監督の強い意志が現れている。ーーー林未来(元町映画館)