TOP   ⁄  LINE UP

ドキ死(2018)



MOOSIC LAB 2018 【短編部門】グランプリ・ベストミュージシャン賞(Nakanoまる)・女優賞(Nakanoまる)

『ドキ死』

出演:Nakanoまる、田中健介、華村あすか、岩崎拓馬

■監督:井上康平|脚本:鳥皮ささみ|音楽:Nakanoまる|カラー|STEREO|30min

ブレイク必至のSSW・Nakanoまると新鋭・井上康平は新風を吹き起こせるか?好きになるとストーカーになってしまうヒロインの恋愛の行方や如何に?

◉井上康平(いのうえ・こうへい)

1993年生まれ。東京都北区出身。下町ディレクター。広告に携わりながら、ほそぼそと「PNG」という集団で演劇をやったりしております。

◉Nakanoまる

福岡県糸島市出身。2017年ミスiD審査員特別賞後、つるうちはな主催レーベル「花とポップス」に加入。圧倒的、狂気的、かつキャッチーな表現で、あらゆる人を中毒にする魅力を持つ、唯一無二のシンガーソングライター。花とポップスより全国デビューアルバム「MOM」発売中。

◼︎審査員講評

まるで土砂降り。止まぬ雨、止まぬ音、止まぬ恋。わたしのBPMも止まぬことなく上がりつづけました。心臓のテンポと映画のテンポが合わさっていく、それも、とてつもない速さで。名前って、名前を呼ばれるって、本当はすっごく特別なんです。普通の名前でいい、君が呼んでくれたらそれでいい、普通でいいから呼んでいてほしい。Nakanoまるさんの、か細くも確りとした声がまた良くて、愛おしくて、音楽は観終わったあとつい、口ずさんでしまいました。井上監督の想いと勢いが、あっちあちで煮えたぎって燃えたぎってそれが愛になってやってきた!速さで流れていきがちな台詞や細かさが、決して流れることなく残っていくことに、監督の凄みを感じました。ーーー久保泉(TOKYO CULTUART by BEAMS)

冒頭から既に掴まれる『ドキ死』の圧倒的にチャーミングな強度こそグランプリに強く推したい。クレバーな構成力、Nakao まるのキャラクターの個性を活かした音楽と物語のマッチングの良さ、スマートでポジティブなオチも抜群のセンスを誇示した。ーーー岩田和明(映画秘宝/編集長)

POPな恋愛モノで見やすく短編でも盛沢山にストーリー展開がある。Nakanoまるさんのラストの弾き語りだけでも引き込まれ痺れた。ーーー下北沢映画祭実行委員会

エンターテイメントとしてとても面白かった。ありがちなストーリーではあるかもしれないがnakanoまるの言動や雰囲気がクセになってみていて飽きなかった。さえない女の子役を女優がやっていると、「地味とかいってるけどめっちゃかわいいじゃん」と違和感を覚えてしまうのだがNakanoまるは本当に内気で地味な女の子感が出ていて、それでいて眼鏡をとると本当にきれいでかわいかったので感動した。個人的な印象なので理由を聞かれると困ってしまうのだがNakanoまる、田中健介の二人に光るものを感じた。ーーー映画チア部。

いちばん惜しく感じたのは『ドキ死』で、途中までは「グランプリはこれだな!」と興奮してました。初期ゴダール風(あるいは大林)的な恋愛スラップスティックがそのままYouTuber的センス&マナーに繋がっていくような面白さ。ただ短編なのに中だるみするんだよな~。本当、あとは構成力だけだと思う。ーーー森直人(映画評論家)

説明不足の作品が多い中、めっちゃわかりやすいエンタメで見やすい!Nakanoまるのキッチン弾き語りシーン、とても良かったですね。アーティストは役者としても魅力を発揮し、音楽と作品が高め合う良作でした。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

ミュージシャンを主人公にその心情を歌わせるというのはMOOSIC LABで数限りなく行われてきた手法で、今回も「あ、またか」とまず思った。そしてどこかコントのような物語が展開していく中で距離をとって冷静に観ていたつもりが、ラストにはきちんと映画として引き込まれて観ていたことに気づく。とても愛らしい作品でした。ーーー林未来(元町映画館)

前半ややノレなかったのですが、それもラストのためのものだったのがわかって、次第に前半も良かったなという印象を持ちました。ただやはり、こういう物語であった以上、最後は彼女の顔が写って欲しかったです。ーーー勝村俊之(シネマ・ロサ/企画・編成)

冒頭の主人公のモノローグの乱れ打ち、テンポの良い絵にはこれからどうなっていくのかワクワクさせられた。nakanoまるの歌もすごく良くて、主演とコラボアーティストが一緒であるからこそ音楽への感情の持っていかれ方が段違い。ーーー石田(元町映画館)