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WORKS[企画・その他]

ショパンの姉妹(2018)

MOOSIC LAB 2018 【短編部門】公式出品作品

『ショパンの姉妹(きょうだい)』

出演:佐倉絵麻、川床明日香、國島直希、沖なつ芽、宍戸英紀、大西リカ、高野光平、井出大稀

監督:野平花男|プロデューサー 松嶋翔
監督・脚本:野平花男|撮影:野村昌平|録音:日高成幸|ヘアメイク:野尻七衣|ヘアメイクアシスタント:楠本旭|プロダクションアシスタント 川島真偉功|編集:中里耕介|カラー|STEREO|28min

妄想科学研究所名義で数々のパンチラ撲滅動画の名作を作ってきた知る人ぞ知る映像作家・野平花男がムーラボ初参戦。しかもコラボアーティストはショパン!?

◉野平花男(のひら・はなお)

映像クリエイター。YOUTUBEで「妄想科学研究所」を公開し、チャンネル登録者数は約90000人となり、10万人を目前としている。2017年より「グランドジャンプめちゃ」より『絶対に下着が見えない花屋敷さんの研究と考察』が漫画化。原作・脚本を担当。

◉ショパン

ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家。ピアノの詩人とも呼ばれ、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた偉大な音楽家。今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にも好まれ、その人気は彼が生誕して200年経った今日でも存在している。/h3>

◼︎審査員講評

LAB=実験という意味で、最も挑戦的な作品。ショパンの楽曲の旋律にセリフの間合いがピタリとハマる瞬間があり、どうやって撮っているんだろう?ととても興味が沸いた。ーーー下北沢映画祭実行委員会

「これはいったい、なんだ?」と観客に思わせる第一位です!おめでとう!時代劇×ショパンなんて、思いっきりおかしくてぶっ飛んでる、ある意味チープな設定なのに、一つ一つの台詞に謎の緊張感を覚えた。時代劇もどき効果とも言えよう。しかし、少々こじんまりしているため、どうせならもっと設定を活かしたマジでやばい大事件が欲しかったかも。次の作品も、しかと見届けとうございます。ーーー映画チア部

古典の面白さをMOOSICに持ち込んで、とても実験的な作品だったと思います。ただ、古典ゆえのセリフに引っ張られてしまい、肝心の音楽が相対的に耳に入ってこなかった印象です。ーーー勝村俊之(シネマ・ロサ/企画・編成)

考えオチの自家中毒に陥ることなく、アイデアを活かしたのが『ショパンの姉妹』だ。歌舞伎がいかに音楽的な表現形式であるかを発見し、作品に新鮮な化学変化をもたらしている。クラシック音楽と歌舞伎の組み合わせの妙にセンスを感じ、その相性の良さにハッとさせられた。歌舞伎演目のなかでも音楽的な「弁天娘女男白浪」のチョイスにも知性を感じさせる。ーーー岩田和明(映画秘宝/編集長)

音楽が映画より前面に出ることなく、美しいショパンがそのまま生き映されているように感じました。そこに噺言葉が相反するようで、意外と相性よく、ショパンの美しさを際立たせていた。しかしながら、言葉を映画の1/3の尺で現代語に変えるなど、変化がよりあれば面白かった印象。だらだらと飽きてしまうような気がします。
ーーー久保泉(TOKYO CULTUART by BEAMS)

コラボアーティスト「ショパン」という発想勝ち。正直ここに何を書いていいのか全く思い浮かばないのですが、こういう作品と出会えるのもムーラボのおかげ、ということで。ーーー石田(元町映画館)

ものすごい実験エンタメ映画でした!歌舞伎の劇伴としてのショパンとか、全く常人の発想ではないですね。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

MOOSIC LABらしい、思いついたネタで撮りきった短編。こういうのがあると「あー、MOOSIC LABだなあ」と楽しくなる。映画として評価することは難しいが、MOOSICの良きスパイス。ーーー林未来(元町映画館)