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WORKS[企画・その他]

さよなら、ミオちゃん(2018)


MOOSIC LAB 2018 【短編部門】公式出品作品

『さよなら、ミオちゃん』

出演:夜道雪、黒田勇樹、椿隆之、九十九レイナ、リンノスケ、さよならミオちゃん

■監督・構成・編集:荒木洋航|劇伴:塚原義弘|詩:文月悠光|プロデューサー・クリエイティブディレクター: 道上寿人|助監督:橋本綾乃|脚本:井上悠介|撮影監督:大川原諒|撮影:高橋一希、道上寿人|録音:三上晋太郎|MA:井口勇|制作担当:櫻井天真、瀧川楓|特撮ヒーロー監修:あにすけ|minomushi_filmsアドバイザー:大室昌也|カラー|STEREO|30min(予定)

札幌の映像作家・荒木洋航×新進気鋭のロックバンド”さよならミオちゃん”、美少女Youtuber・夜道雪、ダンサ=九十九レイナ、詩人・文月悠光など札幌のクリエイターたちが参戦の狂騒的な一夜の物語。

◉荒木洋航(あらき・ひろき)

札幌在住。高校生時代から映像を制作し、2012年にNHK全国放送コンテストにて全国大会制作奨励賞受賞。2016年、札幌初の国際学生映画祭 「試される映画祭」を主催。日々、かっこいい映像とは何かを考えているが、答えは見つかっていない。

◉さよならミオちゃん

2014 年夏、札幌で結成。「全方位型エンターテイメント集団」と名乗り、米軍基地で米兵相 手にライブを重ね、電流鉄骨渡り、自らの血液を賭けた麻雀など数多の死闘を乗り越え 2017 年現編成に至る。「キュウソネコカミ」の次に来ると、プロデューサに目を付けられ、テレビ 出演など経験し現在徐々に全国侵略中。7月8日からさよならミオちゃん全国侵略化ツアーと 題して初めてのツアーを行う。

◼︎審査員講評

様々なタイプの役者さんを効果的に使っていたのが印象的でした。最後は残された人々に救いがある方がストーリー的には良かったかもしれません。ーーー下北沢映画祭実行委員会

奇を衒いすぎて結局何がやりたいのかわかりづらいというのが第一印象。でもこの作品を理解しようとすると、やりたいことがいっぱいあるというのが見えてくる。なんだかそこに関しては憎めなさは感じるんだけど、見世物としての映画にするには階段を一段か二段降りないと伝わないのかなーとも思う。ーーー石田(元町映画館)

言いたいこと、表現したいことは確かにあるのだろう。でもそれが観る者に伝わるためには絶対必要な要素が欠けている。〈映画〉として完成しているとも言い難く、MOOSIC LABという企画に負けた印象。良いシーンになったはずの映像たちは散見されるので、成長を期待したい。映画をいっぱい観て血肉としてほしい。

キャストや音楽それぞれに魅力的と思うんですが、カタルシス感じにくかったですね。ーーー黒澤佳朗(G-Shelter)

ミオちゃんの代役が初めは違和感が拭えなかったものの、観ていくうちに、「代役」が如実に出ているように感じました。しかしながら全体がしっくりこない、観終わったあとの余韻のほうが残る映画。「「不在」の存在意義とは?」が見え隠れして勿体なく、行ったり来たりし過ぎてしまう。美少女Youtuber、という存在が現実のアイドルや女優とも、バーチャルな初音ミクとも違う、リアルでありバーチャルである、不在と存在を明示したかったのかな、と。夢を見続けても叶わなかった大人が存在する札幌という街。代役にすらなれないことの悲しみ。長編ならありだとおもうが、短編なら二設定で十分だとおもいました。久保泉(TOKYO CULTUART by BEAMS)